SAITO RADIO かわさきFM 79.1

#05

2025年10月28日

GUEST:星 貴則|
有限会社ホームプラス 代表

GUEST:有限会社ホームプラス 星 貴則 /星 由希子

|今回の放送はコチラ↓

 

|当日の様子

サイトウラジオ 斉藤高広

斉藤高広 サイトウラジオ

斉藤高広 サイトウラジオ

 

 

|サイトウコラム|saito column

 

手間を惜しまない人たち──見えないところに宿るプロの仕事

 

「好きを仕事にする」をテーマに、人生を豊かに楽しんでいる“かっこいい大人”をゲストに迎えるサイトウラジオ。
今回のゲスト、横浜市泉区のリフォーム会社「ホームプラス」の代表・星さんご夫婦は、その言葉をまさに体現している方々だ。

リフォームという仕事は、家を直すことが目的のように思われがち。
だけど、お二人の話を聞いていると、それ以上に“人の暮らしを整える仕事”なんだなぁと感じる。

OAでは「コンセントを5センチ動かすだけで暮らしが変わるんです」——そんな言葉が印象的だった。
たった5センチのために、職人さんたちが集まって納め方を真剣に話し合うんだとか。

「ここがいい」「いや、それだと次の工程が大変だ」
そうやって、何度も確かめ合いながら一番良い形を探していく。

効率化が求められる時代に、あえて、とことん時間をかける。
それは“丁寧さ”というより、お客さんへの“愛情”なんだと思う。

~現場に流れる“静かな熱”~

仕事柄、ぼくはいろいろなリフォーム会社とも関わってきたけれど、
やっぱりこの業界は“男の世界”というか、どうしても性能やスペック重視になりがちだ。
断熱、耐震、機能、数字——どれも大切なんだけど、
HOMEPLUSには、それらとはちょっと違う温度がある。

設計士である由希子さんは、子育てをしながら家事もこなし、生活者として“暮らし”のリアルを知っている。
だから、設計の一つひとつに「主婦の目線」や「使う側の気持ち」が入っている。

それは派手さのない、とても地味なこと。
「めっちゃ安い!」「早い!」「最新機能!」みたいなインパクトはHOMEPLUSのサービスにはない。
でも、毎日暮らす人にとっては、その地味さこそが暮らしを変える本質なんだよね。

「この棚の高さ、あと10センチ低い方がいいですよね」とか、
「コンセントは見えない位置にした方がスッキリしますよね」とか。
一つひとつは小さいけれど、その積み重ねが本当の“暮らしやすさ”をつくっている。

設計士というスペシャリストの視点。
そして、それを旦那さんである社長が現場でがっちりと形にしていく。
この夫婦のタッグは、もう職人芸を超えて“チーム芸術”なんだと思う。

~チームを大切にする力~

そして、星さんご夫婦が何より大切にしているのが“チーム”だ。
職人さん一人ひとりをプロとしてリスペクトし、現場をつくる。
そこには、上下関係ではなく強い信頼関係がある。

現場の空気があたたかく、ひとつの生き物のように動いている。

HOMEPLUSのお客さんのところにも、取材や撮影で伺うことがあるけど、
そんな姿勢が、きっとお客さんの安心とか、仕上がり後の感動につながっているんだなぁと、いつも感じる。

暮らしのほんとうの心地よさは、ほんの数センチの違いで変わるという。
見えないところを見ようとして、誰にも気づかれないところにも徹底的に手をかける。
そんな人たちがいる。

そんな仕事を続けてきた星さんたちは、
間違いなく、かっこいい大人だ。

クリエイティブディレクター /斉藤高広

 

ゲスト情報
横浜市泉区のリフォーム会社「HOMEPLUS」さんのホームページはコチラから>

 

 

 

番組レポート一覧へ